渓流釣りという自然との対話
渓流釣りにしばしば行くことがある。山間を流れる流れの速い細い川を、
釣り竿で餌づりやフライフィッシングで行うのが楽しみだ。
大きな岩がゴロゴロしていて、山間の空は異常に蒼くそして、高い。
川虫やトンボ小鳥も市街地の其れとは違って、より自然の奥底にいるという
風情をもった生き物たちが、川のせせらぎとともに顔をのぞかせる。
川底は苔で転けるため、フェルトの底になっている長靴を履き、
岩から岩へと渡り歩いていくのが、釣り人の進行通路。
下流から上流へと鮎やヤマメを追いやるように、その姿を追い求め。